かずのページ


父がこの春に他界し、つづいて「ゆう」も交通事故で死亡。8月にはFENG3も交通事故にあうなど、ことしは悪いことがかさなります。家族が欠けていくのは、ひじょうに悲しいことです。8月12日に父をしのんで墓参りにいった帰りに、公園で黒い子猫が泣いていました。まぶたは目やにでいっぱいです。近づくと、か細い声をだしてすりよってきました。毛はシャンプーをしてもらっていたのか、汚れていません。でも、やせていて、なでると背骨が突き出ています。このあたりは、からすが多いので、うろうろしているとからすの餌食にされてしまいます。それで、つれて帰りました。父の名前からすこしもらって「かず」と名づけました。子猫用のミルクを買ってきて飲ませると、疲れたのか、すやすや、ぐっすりと眠ってしまいました。
2ヶ月たつと、この調子です。猫という名前の語源は、ねずみを獲るからネコだとか、にゃーと鳴くからネコだとか、家につくからネコだとか、さまざまにいわれておりますが、猫の仕事が、家をリフォームすることだということは、どうやら事実のようです。押入れの戸は、交通を妨げないように、しかも風通しを考慮して「バリアフリー」にリフォームしたようです。猫の手には、切断や切削工具はあっても、組み立てるためのかなづちやくぎは似合わないようです。…とほほ。

2004年9月から工事期間約1ヶ月

猫はフリークライミングの達人です。そこが切り立った崖であろうが、新調したばかりのカーテンであろうが、爪の立つかぎり、猫の行く手をはばむことは不可能です。

「かず」と「みみこ」は、同い年なのでしょう、いつもいっしょにあそんでいます。おいかけっこをしたり、いっしょにねそべったりと、たのしそうです。「かず」が家の外にでてしまったときは、「みみこ」は悲しそうな鳴き声をあげます。「かず」がもどってくると、またいっしょにおいかけっこします。