PICライタ5号機V2改のPCBパターン図の訂正について


 2005年1月1日から2005年1月20日15時の間に「FENG3のホームページ」上で公開されたPICライタ5号機V2改のPCBパターン図には、GNDパターンの一部が孤立しているという誤りがあることが、Wさんのご指摘によって判明しました。問題の個所は、R4、R3と並列しているゼロオーム抵抗(またはジャンパ線)のMOSFET側(Dサブコネクタの反対側)のパッドが、ZIFソケット内部に形成されたGNDパターンと接続されておらず、そのGNDパターンが孤立しているところです。

[図1] 問題の個所

 問題の原因は、PICライタ5号機V2改の試作基板ではパターン同士の間隔が狭く、パターン図を公開するにあたってハンダブリッジになりにくいようにその間隔をひろげたのですが、その際、誤ってGNDパターンとパッドとの接続も消去してしまったことに気がつかなかったことにあります。

 影響 18ピンのPICに書き込むことができません。

 影響のおよぶ範囲 2005年1月1日から1月20日15時の間に「FENG3のホームページ」上で公開されていたPICライタ5号機V2改のPCBパターン図にもとづいて製作されたライタ、および、同期間内に「有償配布」された基板(またはライタ本体)です。なお、同期間内に一部の方に「無償配布」されたPICライタ5号機V2改の試作基板には、上記の問題はありません。

 基板の問題個所の修正方法について 孤立したGNDパターンとJP(ゼロオーム抵抗またはジャンパ線)のパッドを抵抗等のリード線の切れ端やスズめっき線等でハンダ付けして接続します。ご面倒ですが、修正をお願いします。

[写真1] 修正個所の部品面 [写真2] 修正個所のハンダ面
写真では、ゼロオーム抵抗・JPの左側の裏面パッド付近に問題の個所があります。 黄色い○印の部分が、GNDパターンが分断されて孤立している個所です。
[写真3] リード線で修正 [写真4] 修正完了
ゼロオーム抵抗・JPのパッドとGNDパターンを抵抗のリード線の切れ端等でハンダ付けしてつなぎます。 修正が完了しました。

[写真5] まだ組み立てていない場合
JP(ゼロオーム抵抗またはジャンパ線)のリード線を写真のように折り曲げて、GNDパターンとパッドをハンダ付けします。

 謝辞 問題をご指摘くださったWさんに感謝します。

注意!

このライタの動作をFENG3は保証するものではありません。また、直接、間接にかかわらず、FENG3のホームページの情報にもとづいて製作された結果、生じた損害をFENG3は補償しません。製作はあくまで自己責任でおこなってください。また、趣味の電子工作であっても、鋭利な工具や高温になる道具を使用しますし、部品の切れ端や、感電や爆発などによって事故や怪我につながるばあいがあります。あなた自身が注意するだけでなく、あなたのちかくにあなたより小さな子どもがいるばあいは、あなたにはとくに安全に配慮する義務があります。


2005年1月20日作成