24Cxxへの対応(暫定版)


 24Cxxへの対応(暫定版)

 「100円ライタ」サイズのPICライタでは、93Cxxへの書き込みには、アダプタが必要でした。今回、「100円ライタ」サイズのPICライタ(改)の試作機では、93Cxxへの書きこみをx16モードではアダプタなしで対応できるようにしました。その一方で、本家のJDMプログラマとは別にもうけた24Cxx用のソケット挿入位置がなくなってしまったので、24Cxxにはアダプタが必要になってしまいました。本家のJDMプログラマでは、ライタ本体のソケットに24Cxxを挿入して書きこみができるような回路図になっていますが、実際はそのままではライトプロテクト(WP)ピンがRB7につながってオンになってしまうので、書きこむことはできません。それで、JDMプログラマのホームページにもトランジスタをつかったアダプタの製作方法が掲載されていますが、つくるのが面倒なので、ここでは紹介しません。もっとかんたんに24Cxxに書きこめるようにするには、WPピンをGNDにつなぐだけでOKです。それで、本家のJDMプログラマでもつかえるように、かんたんなアダプタをつくりました。ほんとうに、紹介するのも恥ずかしくなるような、かんたんなものです(ちなみに、24LC21は、7番ピンがWPピンではなくてVCLKピンになっていますので、下のアダプタ製作写真では7番ピンを切断して8番ピンと結合すればいいようです)。

 

 写真右が丸ピンのICソケット(8ピン)を上からみたところです。左が、底面からみたところです。7番ピンのリード線をニッパ等で切断し、やすり等で円錐状の部分を平らにします。そして、2番ピンと適当な線材をつかってはんだ付けして結合します。7番ピンの切断面には、エポキシ樹脂系接着剤などを塗って、絶縁しておくとよいでしょう。

 アダプタの挿入位置

 24Cxx対応のアダプタの挿入位置です。このアダプタは、「PICライタ続編」で紹介しているライタとROCさんがホームページで紹介されているシリアルポート接続PICライター(JDMプログラマ)で、回路図どおりの配線であれば使用できます。

 FENG3が書きこみのテストをしたのは、ROHM のBR24C01A、Microchip の24LC02B、24LC128、24LC256だけです。他のデバイスでためされた方は、結果をおしらせくださると、うれしいです。

 注意事項:PICライタの製作にあたっては、自己責任でおこなってください。このページに記載されている情報をもとに製作された結果、ライタが動作しない、PICが破損した、パソコンが壊れた、家庭不和になった等の損害を被られても、FENG3はいっさい関知しません。

(2003年6月11日)