ペルチェ冷蔵庫続編

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ペルチェ保冷ボックスの製作(2)

 PICをつかった温度計測装置に必要なICが入手できないので、凍結実験装置の冷却装置と保冷ボックス(クーラーボックス)の製作と加工にまずとりかかりました。冷却装置は、排熱側のヒートシンクに電源用の表面積約470cm2のものをつかい、ペルチェ素子のあたる部分に小型のヒートシンクをねじで固定しました。吸熱側のヒートシンクは、ノーマルのペンティアム用の小型のヒートシンクを流用しました。排熱側のファンは、5センチ角のDC12Vブラシレスファンを2個使用しました。吸熱側のファンは、AMD K6−2 についていたCPUファンを流用しました。ペルチェ素子は2枚使用しました。吸熱側のペルチェ素子は、シリコンハウス共立で買ったGCI−07103という型番のもので、メーカーはわかりません。添付説明書によると、最大定格は、Imax 4A、Tmax 65℃、Vmax 8.4V、Qmax 23.7W、30mm×30mm×5mm というものです。排熱側は、ペルチェ冷蔵庫に使用しているアイネックス社のものを使用しました。

発泡スチロールを紙で挟み込んだ厚さ7ミリのデコレーションパネルをつかって、保冷ボックスの断熱材を補強することにしました。

保冷ボックスの内壁にあわせて、デコレーションパネルを正確な寸法でカットし、貼り付けていきました。保冷ボックスは、直方体ではなくて少しばかり台形をひっくり返した形になっているので、いつもの「現場合わせ」で取り付けていきました。

 

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2003年3月12日