市販のシリアルポートに接続するPICライタのなかには、USBシリアル変換アダプタ(ケーブル)を使用することで、USBポートを利用してプログラム書き込みがおこなえる機種もあります。たいていの機種は、USBポートからではなく、従来どおり外部電源を必要としますが、USBポートしかないパソコンユーザにとっては、ひとつの選択肢となるでしょう。
マイクロチップ社のPICライタ
PICSTART Plus
マイクロチップ社の PICSTART Plus は、パソコンのシリアルポートに接続して使うPICライタですが、同社の日本法人であるマイクロチップ・テクノロジー・ジャパンのホームページでは、ラトックシステム社の USBシリアルコンバータ REX-USB60 で使用可能としています。なお、現在ではREX-USB60は出荷完了し、後継機種の REX-USB60F が発売されています。
マイクロチップ社以外のPICライタ
AKI-PICプログラマー
秋月電子通商のAKI−PICプログラマーは、USBシリアル変換ケーブルで使用可能ですが、同社ではAKI−PICプログラマー用にUSBシリアルケーブルを低価格で販売しています。ライター用の電源と組み合わせた、さらに低価格なセットも用意されています。なお、ライタの動作には、外部電源が必要です。
EPIC-200、EPIC-200USB
EPIC-200は、米国のmicroEngineering Labs社の melabs Serial Programmer を日本のマイクロテクニカ社が販売しているものです。EPIC-200は、シリアルポート接続のPICライタですが、それにUSBシリアル変換ケーブルを同梱したものが EPIC-200USB です。専用書き込みソフトでPIC10F系列からdsPIC30F系列の最新のデバイスに対応しています。なお、ライタの動作には、外部電源が必要です。
SL-Progライター
システムロード社の SL-Progライター は、シリアルポート接続のPICライターですが、SL-ProgライターにUSBシリアルアダプタを同梱したセットでは、USBポートに接続して使用することが可能です。なお、専用の書き込みソフト SL-Programmer は、同社のSL-Progライター以外のシリアルまたはパラレル接続のPICライターにも対応しており、機能を限定した試用版が同社サイトからダウンロードできます。
2005年9月12日作成
(since 2005-09-12)