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USB接続(可能な)PICライタの探求

 かつてはIBM−PCとその互換機には標準装備されていた、シリアルポートやパラレルポートは、さいきんのパソコンではもっと高速で柔軟性のあるUSBなどのインターフェースにとってかわられつつあります。シリアルポートやパラレルポートに接続するタイプの、部品点数のすくない、自作可能な安価なPICライタは、これらの高速で柔軟性のあるインターフェースを装備したパソコンでは、うごかすことが困難です。そこで、シリアルポートやパラレルポートはついていないが、USBポートはついているというパソコンでうごく、低価格のPICライタを探求していくことにしました。できれば安価な自作可能なUSB接続のPICライタも追求していきたいとおもいます。なお、内外のライター全てを渉猟しているわけではありませんし、リンクの有無はそれらのメーカーと私とのあいだに利害関係があることを意味しているのではありません(単純にそういう製品がこの世の中にあることをわたしが「知らない」だけです)。

市販のUSB接続PICライタ

市販のUSB接続可能なPICライタ

自作できるUSB接続PICライタ

自作できるUSB接続可能なPICライタ

自作できるUSB接続可能なPICライタ(続)

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市販のUSB接続PICライタ

マイクロチップ社のPICライタ

PICkit 1

 PICkit1(DV164101)は、マイクロチップ社の8ピン〜14ピンの少ピンPIC開発用のスターターキットです。開発ボード上のPICライタ部分には、USB機能(USB1.1)をもつ、PIC16C745が搭載されています。PIC16C745には、HIDクラスのデバイスとしてうごくファームウェアが書き込まれており、Windows98SE以降のWindowsで自動的に認識されます。

 MPLAB−IDEでPICkit1を使ってPICにプログラムを書き込めますが、専用の書き込みソフト「PICkit Baseline Flash」(12ビットコアのPIC専用)、「PICkit Classic」(14ビットコアのPIC専用)を使ってもプログラム書き込みができます。ボードのユニバーサル部分をミシン目で切り離せば、単独の手軽なUSB−PICライタとして使用できます(もちろん、切り離さなくても使えますが…)。ボード上の14ピンICソケットはコンタクトが磨耗しますので、おなじソケットを2段重ねにするとよいでしょう。

 PICkit1がサポートしているデバイスは、つぎのとおりです(2005年9月11日現在)。
PIC10F200、PIC10F202、PIC10F204、PIC10F206
PIC12F508、PIC12F509
PIC12F629、PIC12F635、PIC12F675、PIC12F683
PIC16F505
PIC16F54、PIC16F57、PIC16F59
PIC16F630、PIC16F636、PIC16F676
PIC16F684、PIC16F688
注: PIC12F629、PIC12F675、PIC16F630、PIC16F676、PIC16F684、PIC16F688以外は、ファームウェアのバージョン2.0.0以上で対応しています。ファームウェアをアップグレードするには、新しいファームウェアが書き込まれたチップと取り替える必要があります。

Baseline Flash Microcontroller Programmer

 Baseline Flash Microcontroller Programmer(BFMP、PG164101)は、マイクロチップ社の8ピン〜14ピンの少ピンPIC用のPICライタです。PIC10F206や、PIC12F509のような12ビットコアのベースライン系列のデバイス専用の超低価格でお手軽なUSB−PICライタですが、搭載ファームウェアチップはPICkit1とおなじPIC16C745で、ファームウェアバージョンも2.0.2で、PICkit1とおなじもののようです。書き込みソフトの「PICkit Classic」からも認識されますので、まだ確かめてはいませんが、ベースライン系列以外のPICkit1がサポートしているデバイスにもBFMPを使って書き込めそうです。

 ところで、わたしが買ったBFMPはつくりがわるくて、USBのシリーズBコネクタの基板取り付け用の足が基板にはんだ付けされておらず(穴だけあいていて、はんだ面にパッドがありません)、少し強い力がくわわるとコネクタがぐらぐらします。また、ICSP用のコネクタ部分も、マイクロチップ社のウェブサイトに掲載されている写真とはずいぶんことなっています。基板の裏側には「Rev.B」とありますが、基板設計のミスに気づいてあとで部分修正でもしたのでしょうか。

PICkit 2

 PICkit2(DV164120)は、PICkit1のファームウェアチップにPIC18F2550を採用して装いを新たにした、8ピン〜20ピンの少ピンPIC用のスターターキットです。プラスチックケースに収められているのが、USB接続のPICライタで、ライタ単体での販売もあるようです(PG164120)。開発ボードには、20ピンのPIC16F690がついています。  

 PICにプログラムを書き込むには、専用のプログラム書き込みソフト「PICkit2」を使用します。現時点(2005年9月11日)では、MPLAB−IDE(バージョン7.21)がPICkit2に対応していませんので、MPLAB−IDEから直接PICにプログラムを書き込むことはできませんが、PICkit1がそうであったように、ゆくゆく対応するのでしょう。

 ライタの最新のファームウェア(OS)は、マイクロチップ社のウェブサイトからダウンロードして、プログラム書き込みソフト「PICkit2」で更新することが可能になっています。

 PICkit2がサポートしているデバイスは、つぎのとおりです(2005年9月11日現在)。PIC18、PIC18J、dsPIC30Fの各系列のPICにも将来的にはサポートされるようで、書き込みソフトのデバイス選択メニューにはそれらの系列がグレイアウト表示されています。
PIC10F200、PIC10F202、PIC10F204、PIC10F206
PIC10F220、PIC10F222
PIC12F508、PIC12F509、PIC12F510
PIC16F54、PIC16F57、PIC16F59
PIC16F505、PIC16F506
PIC12F629、PIC12F635、PIC12F675、PIC12F683
PIC16F630、PIC16F636、PIC16F676
PIC16F684、PIC16F685、PIC16F687、PIC16F688
PIC16F689、PIC16F690、PIC16F785
PIC16F913、PIC16F914、PIC16F916、PIC16F917
PIC16F946

 BFMPのときもそうだったのですが、こんかいも、ケース入りのPICライタを手にとって振ると、カラカラとケース内部から音がします。ケースをあけてはいませんが、基板とケースの嵌め合わせがわるいのでしょうね。しかしこのPICkit2は、50米ドル程度ですから、ライタ単体でも発売されるとすると、かなりの低価格になるのでしょうね。

MPLAB ICD 2 Debugger/Programmer

 MPLAB−IDEで使用できるインサーキットデバッガです。PICライタとしてももちろん使えます。インターネット上ではおおくのサイトで紹介されていますので、説明は省略します。


マイクロチップ社以外のPICライタ

 下記は、USB接続に対応したPICライタを開発・販売しているサイトへのリンクです(わたしはそれらを買ったり試用したわけではありません)。

PDE-XP
 
日本のIPIと英国のForest Electronicsが開発した、USB−PICライタ。

PIC Key
 
日本のIPIと英国のForest Electronicsが開発した、USB−PICライタ・インサーキットデバッガ。

ICD-U40
 
CCS社のインサーキットデバッガで、同社のCコンパイラPCW、PCWH(IDE)でデバッグやプログラム書き込みをおこなう。

Mach X Programmer
 
CCS社のUSB−PICライタ。

DLP-Flash Programmer
 
DLP Design社のUSB−PICライタ。

USB PIC Programmer (K149、K128、K150、K182)
 
香港の電子工作キットを開発しているkitsrus.comのUSB−PICライタキット。

PRESTO
 
チェコのASIX社のUSB−PICライタ。PIC以外のデバイスにも対応。

PICFlash
 
ユーゴのMikroElektronika社のUSB−PICライタ。

PIC-MCP-USB(2005年9月17日追加)
 
ブルガリアのOlimex社の PICSTART Plus互換のUSB−PICライタ。ファームウェアのアップグレードは専用ソフトを使用。


2005年9月17日更新

2005年9月11日作成

(since 2005-09-11)